幻覚(幻聴)

聴覚の幻覚。
実在しない音や声がはっきりと聞こえることをいう。聞こえるものは要素的なものから人の話し声、数人の会話と複雑なものまで程度は様々である。てんかんなどでも起こりえるが、会話の場合は統合失調症の可能性が高くなる(治療法については、「統合失調症#治療」を参照)。統合失調症では意識障害時ではなく意識清明期におこり、耳から聞こえてくる、頭の中に直接響いてくる、腹部から聞こえてくる場合もある。統合失調症ではただの音であったり知り合いの声、悪口や命令や自分の考えであったり、会話であったり内容は様々である、妄想に結びつくのが特徴である。急性期は鮮明に聞こえるが、軽快するにつれ不鮮明となるため陽性症状の指標ともなる。聞こうとすれば聞こえる、聞こうとしなくても聞こえる、声に逆らうことができないといったことも重症度の目安となる。たとえば壁を叩く音が聴こえるなど。
対処法として、音楽を聴いたり趣味にとりかかったりして、幻聴から注意をそらしていく技法や、患者と支援者が一緒に幻聴の内容が正しいかどうか検討する、焦点を合わせる技法がある[2]。また、自分自身に対して否定的な考えがある際には幻聴の内容を信じてしまいやすくなる場合があるため、支援者は患者の良いところを見つけたり、成功体験に着目したり、物事の新たな捉え方(自らを責めなくて良い捉え方)を提示したりして、自らを肯定できるようサポートする。


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